NPO法人HUB’s理事長
林 正剛(はやし まさたけ)

1972年京都市生まれ、滋賀県栗東市育ち。

一般企業でのキャリアを経て、2007年に障害者の仕事づくり支援に取り組む「滋賀県社会就労事業振興センター」に入職し、福祉施設職員向けの人材育成研修や障害者就労製品の見本市「おこしやす」といったさまざまな活動を通じて、障害者の工賃アップに寄与。
2011年に厚生労働省および被災県の要請で発足した「東日本大震災障がい者就労支援ネットワーク」に参加し、ネットワーク事務局「日本セルプセンター」へ被災地支援担当として2012年から出向。被災地の障害者施設の事業復興支援や、イオンなどのショッピングモールで開催された復興支援プロジェクト「がんばろう東北」復興支援バザーなどを通じて、岩手・宮城・福島の障害者施設の復興に力を尽くす。
その後、被災地での障害者施設の農業事業復興にも取り組み、農林水産省へ障害者就労による農業の促進に関する提案を行う。これにより、農林水産省が障害者施設の農業の実態調査事業を企画し、それを受託した日本セルプセンターの農福連携担当として、2013年から全国の障害者施設を対象とした調査や就農事例の収集に携わる。
さらに、2014年からは厚生労働省と農林水産省による『「農」と福祉の連携プロジェクト』の立ち上げにも関わり、国が農福連携を推進する初期段階に深く関与。一方、メディア向けのPRとしても活動し、両省が主催した農福連携のキックオフイベントや周知啓発イベント「農福連携マルシェ2016 in有楽町」を成功裏にプロデュースした。

2016年にNPO法人HUB’s(ハブズ)を設立し、滋賀と東京を拠点に年間50カ所以上で障害者の就労に関するアドバイスや農福連携の事業化支援に取組む。

【現在の主な役職等】
・NPO法人HUB’s理事長
・(一財)都市農地活用支援センター研究員
・都道府県振興センター等ネットワーク協議会事務局長

【近年の主な活動】
・(一社)日本基金事務局長・ノウフクプロジェクトリーダー(2015年~2016年)
・農水省「農」の機能発揮支援アドバイザー(2015年~)
・厚労省農福連携マルシェ2016プロジェクト委員(2016年)
・鳥取県地域づくり農福連携アドバイザー(2017年~)
・滋賀県農福連携専門家委員会統括コーディネーター(2020年)
・兵庫県農福連携コンテスト選考委員(2021年~)
・鳥取県補助金等審査会委員(2022年~)
・鳥取県農福連携コンテスト選考委員(2023年)
・福岡県農福連携アドバイザー(2023年~)
・甲賀流農福連携アドバイザー(2023年~)
・農と親しみ江東区の共生社会を考える協議会チーフアドバイザー(2023年~)

【主な講演等】
・就労支援フォーラムNIPPON2016分科会報告者(日本財団/2016年)
・市民セクター全国会議分科会報告者(日本NPOセンター/2016年)
・農福連携推進セミナー講師(東北農政局・東海農政局・北陸農政局・関東農政局/2017年~2019年)
・農福連携啓発セミナー講師(滋賀県農政課/2017年)
・農福連携推進研修講師(福岡県障がい福祉課/2018年・2019年)
・農業における障がい者雇用促進事業研修講師(福岡県経営技術支援課/2019年)
・農福連携推進セミナー講師(兵庫県ユニバーサル推進課/2019年・2020年・2023年)
・農福連携講座講師(福岡県経営技術支援課/2022年・2023年)

【研究論文等】
・「農業」と「福祉」分野を超えた連携 問題解決に結びつけるきっかけづくり(都市農地とまちづくり・2016年)
・都市農業と農福連携~見えてきた課題と今後の取組~(都市農地とまちづくり・2019年)